住宅版エコポイントの基礎知識

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住宅版エコポイントとは、平成21年の第二次補正予算が成立して創設された、前年度の家電エコポイントやエコカー減税などに続く、国のエコ支援策のひとつです。

いずれも景気の底上げ策の一環として創設された制度と考えて間違いありませんが、同時に温室効果ガスの削減に向けての取り組みという側面も持ち合わせているのがエコポイント制度と言って良いでしょう。

歴代の首相で、住宅とエコとの関係を所信表明で取り上げたのは福田首相がはじめてですが、維持管理しやすい良質な住宅をつくって流通させると言う考え(200年住宅など)を表したことで、「超長期住宅先導的モデル事業」が2008年よりスタートしました。

翌年には住宅ローン減税のなかで「長期優良住宅」と認定される住宅の取得に対して大幅な減税を行う認定制度も立ち上がり、環境に配慮した住宅や、建てて20年、30年ですぐ壊すのではなく、ストック住宅社会へ転換しやすい良質で長寿命な住宅に対して、補助や減税を行なうという策が多数登場することになりました。

太陽光発電システム導入への補助や固定単価買取制度などもそうした流れのひとつと言えますが、住宅版エコポイント制度もでるべくして登場した制度と見て良いでしょう。

住宅版エコポイントも家電エコポイント制度と同様の仕組みを持つ制度で、基準となる仕様、性能を確保する新築工事やリフォーム工事に対してポイントを発行し、商品との交換や追加工事への充当、また寄付などでポイントを利用できる制度です。

住宅版エコポイントの基準に該当する、性能レベルに関して言うと、過去の住宅性能表示制度の際に制定された等級であるとか、一般的な省エネ法に基づく省エネルギー基準であるとか、また「モデル事業」上の長期優良住宅に該当するとされる省エネ性能、そしてローン減税で使われるところの「長期優良住宅」認定の省エネ性能と、名前と出所が違う様々な省エネ基準が乱立している感じがしないでもありません。

今の日本の省エネ基準は、利用者だけでなく、建築業者も混乱しかねないほど、色んな省エネ基準が混在していると言えるのではないでしょうか。たとえば住宅性能表示制度の各等級をベースに一本化するなどの整理整頓が必要ではないかと考えられますが、いかがなものでしょうか。

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